皆様こんにちは!
季節も夏から秋へと移ろい、少しずつ寒くなってきましたね。
寒い日には温まるためにお風呂や温泉に入りたい!そんな気分になりますよね。
お湯に浸かって体を癒し、温めることはとてもリラックスできますし健康にも効果的です。
ですが、そこには危険もあるのです・・・。
そこで本日は、皆様に安心して快適な温活ができるようヒートショックというものとその対策をお話ししたいと思います。
では早速見ていきましょう。
夏は入らなくても寒い時期には、お湯に浸かってゆっくり過ごすという方は多いのではないでしょうか。
よくある光景ですが、実はこれには危険も潜んでいるのです。
何が危険なのか・・・ズバリ、温度差なのです。
寒いところから急に暖かいところに移動したり、急激な寒暖差があると血圧の乱高下につながります。
このことをヒートショックと言います。
ヒートショックについて詳しく見ていきましょう。
ヒートショックとは
気温の変化によって血管の収縮・拡張を繰り返すことによって血圧が乱高下し、それに伴い
脳出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの重大な血管の疾患につながることを指します。
2006年のデータでは、ヒートショックでの死亡者数が交通事故の死亡者数のおよそ2倍であるという結果が出ています。
これは寒暖差が生じやすい冬場に起こりやすいと言われています。
特に10℃以上の温度差があるとヒートショックになるリスクが高まると言われています。
対策するには??
ポイント1:脱衣所・浴室を温める
→上記の方法でできる限り入浴時との温度差が開きすぎないようにする
ポイント2:お風呂の温度を38〜41℃程度に設定する
→浴槽の温度が42℃以上だと心臓に負担がかかりやすくなると言われています。また、入浴する際は急に入るのではなく心臓から遠い場所から(腕や足など)掛け湯をして温度に慣れてから浸かるようにするとなお良いです。
ポイント3:ゆっくり行動する
→お湯に浸かっているときは血管が拡張し、リラックスできている状態ですので血圧も下がっている状態です。その場合急激に立ち上がったりしてしまうと脳まで血液を送ることができず、めまいなどを起こしてしまう可能性もあります。降圧剤を内服されている方や飲酒をされた方も、同じ理由で注意が必要です。
また、食後すぐに入浴するのも控えた方が良いでしょう。食後は消化管に血流が集まるため脳への血流量が低下します。そこに入浴で血管が拡張され血圧の低下が起こると、さらに脳への血流が低下しめまいや失神を起こしやすくなります。
以上が、ヒートショックとその対応についてでした。皆様どうでしたでしょうか。
これからもっと寒くなりお風呂が恋しくなる季節になっていきます。ご入浴の際はぜひ上記のことを意識してみてください。
ヴェンデ訪問看護ステーションでは訪問入浴介助も行なっておりますのでいつでもご相談ください♪
皆様が快適に過ごすことができるよう私たちヴェンデ訪問看護ステーションはスタッフ一同お祈りしています。