インフルエンザがやってくる

寒い時期がやってくると同時に流行しだすインフルエンザ・・・。

今年もその顔を見せ始めました・・・💦

ということで今回のお話は、インフルエンザについてです。インフルエンザとは何?というところから予防法まで詳しくお話しするのでぜひ最後までご覧下さい☺️

 

インフルエンザとは?

インフルエンザとは、インフルエンザウィルスを病原とする上気道感染症のことで、一般的な風邪とは違い『重症化しやすい疾患』とされています。

インフルエンザウィルスには、A型・B型・C型の3つの型がありますが、流行的な感染拡大を見せるのはA型とB型です。

インフルエンザの特徴は、感染を受けてから1〜3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)・頭痛・全身倦怠感・筋肉痛・関節痛などを突然発症し、咳・鼻水などの上気道症状がこれに続き、軽快するのに一週間ほどかかってしまうのがほとんどです。高齢者や小さなお子様、妊娠している方や免疫が弱っている方などは特に重症化しやすいと言われています。

 

インフルエンザはどうやって感染するの?

インフルエンザの感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」です。どのようなものか見ていきましょう。

飛沫感染:感染者のくしゃみや咳によって、インフルエンザウィルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散り、人の呼吸器にウィルスが直接侵入して感染が起こります。また、目などの粘膜から直接侵入することもあります。

接触感染:手についたウィルスを目や鼻、口などに無意識に持っていくことにより粘膜からウィルスが侵入します。感染者が触れたものを人が触り、ウィルスが伝播していくことで感染が広まります。ウィルスの生存期間は2〜8時間程度と言われ、乾燥した環境であれば生存しやすいと言われています。そのことから冬季の空気が乾燥した時期に大流行するのです。

 

インフルエンザは潜伏期間もありますので、感染拡大を防ぐために、発症したら「発症後5日間かつ解熱後2日間は自宅待機」という行動制限期間があります。

 

感染対策方法は?

飛沫感染の観点から説明すると、感染者のくしゃみや咳を媒介しますのでマスクを着用することで感染を防ぐことができます。また、「咳エチケット」を意識して、咳が出る場合は自身でマスクを着用したり口元を覆い周囲に唾液などの飛沫が飛び散らないようにしましょう。

接触感染の観点からは、インフルエンザウィルスは高濃度のアルコールなどの消毒液に弱いため、手洗いうがいを徹底してアルコール消毒をするだけでとても効果的な予防になります。また感染者が触れたものなどはアルコール消毒剤で拭き取るだけで大丈夫です。

また、予防ワクチン接種も推奨されています。ただし、インフルエンザワクチンはウィルスの増殖のために製造過程で卵蛋白を使用していますので卵アレルギーがある方でワクチン接種を検討されている方は、卵アレルギーの診断を受けた医療機関に必ずご相談の上で接種を検討されてください。

あとは、免疫をつけるために食事・睡眠をしっかりと摂り健康的なメリハリのある生活を送ることが大事です🤗

最後に

以上、インフルエンザとは何かから予防法についてお話をしました。いかがでしたでしょうか。

インフルエンザはよく知られた疾患ではありますが、感染者数とその重症化数(うち死亡者も含む)はかなり多いです。それに加えて、まだまだ新型コロナウィルスの脅威も去っていません。今回紹介した感染予防策は新型コロナウィルスにも対応する部分もありますので、皆様にぜひ実践していただきたいと思います。みんなで協力して、感染しない・させないためにできることを実践していきましょう!!

 

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